転勤や家の新築などなど、子供の通園通学の都合に引っ越しが合わせられない状況は多々ある事。仕方ないとは思ってもやっぱりいろいろと心配があります。
我が家は子供が5歳、幼稚園年長の年の5月に引っ越ししたのですが、年長での引っ越しは園に馴染めるかどうかが大きく影響するな~と、実感しました。その時の経験談をご紹介します。
年長で転園は可哀そう!?
年長での転園は、可哀そうと言えば確かに可哀そうですね。特に、今まで仲良くなったお友達とお別れするのはとっても辛いですよね。
けれど、わが子の場合、新しい幼稚園に行くのが楽しみ、という思いのほうが強かったように感じました。
実は我が家の場合、海外の幼稚園からの転園でして周りに日本人の園児はおらず、たま~に休みの日にお友達と遊ぶことがあっても、特別仲良しのお友達が居たわけではなかったことや、日本語が話せる幼稚園に早く行きたい、という思いがあったようです。
また、男の子、という事や我が子の性格的な面もありますが、お友達との関係は特に重要なことではなかったようです。
けれど、お休みの日もいつも一緒に遊んでいるお友達がいるような場合だと、離れるのが辛く、可哀そうな思いをさせてしまうかもしれません。
可哀そうなのはお友達との別れ以外に新しい園に馴染めないという問題
わたしが一番、可哀そうなことをしたな~年長さんでの転園なんて・・・と思ったのが、なかなか新しい園になじめないでいる子供の姿を見るときでした。
子供の立場でいうと、いざ転園してみると、最初はワクワクだった新しい園での生活だったはずが、なかなか馴染めない現実に直面・・・そんな感じにみえました。
我が子が転園した幼稚園は年長クラスが1クラスしかなく、1人2人の入れ替わりがあったとは聞いていますが、ほとんどのお友達が年少さんからずっと同じ。
そんな中で、男の子でも、仲良しグループで完全にコミュニティーが出来上がっているんです。
こういう状況だと、ちょっと辛いですね。
担任の先生がうまく関わってくれていたけれど、それでも親の私から見ると、やっぱり可哀そうなことだな~なんて思ってしまいます。
うちの子は割と物怖じせず行動できるタイプですが、お友達との関係がなかなか上手にはできず、大人は大好きで誰にでも話しかけれるけれど、同じ年ごろの子供は苦手、そんなタイプです。
そんな我が子、一時期、「オレの友達は先生だから!」なんて言っていた時期もありました。
(日本の幼稚園に通うようになって2か月経ったくらいに、突然自分のことを「オレ」というようになった!)
とは言っても、割とはじめから、海外での幼稚園生活しか知らないうちの子に、いろいろと教えてくれるお友達がいました。
転入生がものめずらしくて、話しかけるタイプの子って、1クラスに1人くらいは居るものですね。
わたし自身は、小学校3年生で転校した経験がありますが、友達になってくれようと積極的な子が居たのを思い出します。
そうやって話しかけてくれる子から、お友達の輪が広がるので、上手に関われると良いですね。クラスに溶け込むきっかけになります。
新しい園に馴染むのにかかった期間6か月
最初からいろいろと教えてくれようとうちの子に話かけてくれるお友達はいても、うちの子がなかなか溶け込もうとしない。逆に反発心を抱いている様子・・・
いろいろと葛藤があったようです。
そんな中でも幼稚園自体はそれなりに楽しんではいるようでしたが、徐々に、徐々に、クラスに馴染むようにはなっても、お友達の名前すらなかなか覚えられない・・・そんな状況は結構長く続きました。
21人のクラスでしたが、その中で名前を憶えているのが3,4人。3か月くらいかな?しばらくそんな雰囲気で幼稚園へ送りに行っても、なかなか私と離れられない・・・そんな状況が続いた日もありました。
それが、転園4か月目ごろから、言えるお友達の名前がグッと増えてきました。
その頃です、やっと馴染み始めたかな?と思ったのは。時期的に、運動会の練習が始まってからかな。
運動会などみんなで取り組む行事は、ぐっとお友達との距離が近くなる大きなきっかけになりますが、完全にクラスに馴染んで溶け込んだのは、なんだかんだ6か月、半年くらい経った頃でした。
転園はママも悩む、ママ友が出来ない・・・
年長での転園は実はママにとっても結構辛いものです。
なぜなら、ママ友が出来ないから。
ママ友関係も、すでに関係性が出来上がった状態です。
子供同様、ママも当然年少さんからずっと付き合いのある同士で仲良しグループが出来上がっています。送り迎えでは、仲良しママ同士で固まって話してる。
そんな中に入っていくのはなかなか~
入っていきたいとも思わなかったのですが、わたしは。なので、逆に、このまま関わらなくてめんどくさく無くていいや~と割り切りました。
途中からわたしは働き始めたため、預かり保育を利用してたので、お迎えの時間にほかのママに会う事も少なくなりわたしの気持ち的には楽になりました。
ママ友と仲良くなりたい場合は、積極的な行動が必要となりますね。
子供同士が仲良くなったりして、遊ぶ約束したりするようになると、自然とママ友との繋がりができてくるので、そのタイミングを待つのもよいのではないでしょうか。
我が家の近所は同い年の子がほとんどいなく、子供が少ない地域なので、環境によっても子供の繋がり、ママ友関係など変わってくるかと思います。
我が家の地区は子供会がなく、少々寂しい環境なのですが、子供会があったりすると、子供のお友達もママ友関係も早くに繋がりができるのでしょうね。
どちらにしても、焦らずに行くのがよいのだと、振り返ってみて思います。
うちの子はなんだかんだ、クラスに馴染むのに半年近くかかり、それまではわたしもココロが痛みました。
朝、幼稚園に送りに行くと、玄関先でクラスのお友達とお話する機会も結構あったので、そこでわたしも一緒に出来るだけ交流するようにしたりはしていましたが、
子供には子供のタイミングがあり、個性もあるので、それなりに園での生活を楽しめていたら親が焦る必要はないのかな~と感じます。
最後までお読みいただきありがとうございます。