カブトムシ幼虫のケースからギシギシカリカリ奇妙な音!その正体は?

カブトムシの幼虫

去年の夏にご近所さんにカブトムシをワンペア譲ってもらい、そこから我が家のカブトムシの繁殖・飼育劇が始まりました。

1ペアが2回産卵し今現在40匹のカブトムシの幼虫を育てています。

無事に春を迎え結構な大きさに育ってきた幼虫たちですが、ここにきて、飼育ケース付近から連日ギシギシカリカリと奇妙な音が聞こえてきます。その音の正体は・・・・・?

また、同じタイミングでなんとカブトムシの幼虫脱走事件も勃発!その理由とは!?

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カブトムシ幼虫のケースからギシギシカリカリ!その正体は?

5月に入り、ある日から連日のように始まった「ギシギシカリカリ」の気妙な音、これが結構大きな音なのです。

幼虫飼育部屋から廊下を挟んだところにある洗面所で歯を磨いていても聞こえてくる位なのです。

なので、もしかしてカブトムシの幼虫飼育部屋の床下に、何か小動物が住んでいるのか!?なんてちょっと心配していたくらいなのです。(大げさではなく、まさかカブトムシの幼虫がそんな音を出すわけがない、と思っていたので。)

しかし、実はこの「ギシギシカリカリ」の音の正体は、カブトムシの幼虫自体のしわざだったのですね。

この時期、カブトムシの幼虫は蛹になる準備として、蛹室を作り始めます。その蛹室を作る場所を探すためにカブトムシの幼虫がケース内を動き回ったりかじったりして「ギシギシカリカリ」と音をたてているのです。

ギシギシカリカリの音が出る行動をワンダリングという

カブトムシが蛹室を作るためにケース内の場所を動き回ったりかじったりするその行動は「ワンダリング」といいます。

ワンダリング(wandering)は英語で、さすらう、やさまよう、と言った意味合いがありますが、まさにカブトムシの幼虫もそんな感じで、ここでもない、あそこでもない、とケース内をウロウロとさまよっている感じですね。

カブトムシの幼虫が土の上に出てきてしまう

幼虫がマット(土)の上に出てきてしまっています。

画像ではわかりにくいかもしれませんが、マット(土)の上を這った跡があります。

どのくらいの期間ギシギシカリカリと音が出ているのか?

蛹になる前にマット交換してあげよう!と、マットの交換をしたのが約2週間前なので「ギシギシカリカリ」音がしはじめてもうすでに10日ほど経過しています。

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頻度がぐっと減りはしましたがあちこちから、その音が出ています。なので同じケースから10日間連続して音が聞こえるわけではないのですが。ワンダリングは個体によってどれくらいの期間か、さまざまなようです。長いと2週間くらいワンダリングするケースもあると言われています。

ワンダリングは必ずするのか?

カブトムシの幼虫はほとんどの確率でワンダリングという行為をすると言われています。

ワンダリングが始まったら蛹になる準備が進んでいる、という目安になりますね!

同時期に幼虫がマットの上に出てきて転がっている&脱走事件も起きた!

最後のマット交換をした2日後くらい、ちょうど「ギシギシカリカリ」と音が聞こえ始めたタイミングで、1匹の幼虫がなんとケースから脱走して床で丸まってた脱走事件がありました。

朝起きて飼育部屋に行ったら床に転がってたのです。本当に焦りました。しっかりと閉まっていなかった蓋を押し上げて落ちて、1.5メートルくらい這いつくばったようで、ケースから離れた場所で丸まって転がっていました。

すぐに土の上に戻したら中に潜っていったのですが、その幼虫はその後も何度も何度も土の上に出てきてしまいます。その度に穴を掘ってあげて土の中に戻したりしていたのですが、それでも何度も「また土の上に出てきちゃた・・・」という事がありました。

何かがおかしい、という事で調べると、この行動はワンダリングするなかで、なかなか蛹室を作りたいところが見つからず、落ち着かずに土の上に出てきてしまったのですね。

蛹室を作る前の時期のマット交換はふんわりではなく、ぎっちりと。

この時期のマット交換は、幼虫が蛹室を作りやすいように、ケースの下側半分以上はマットをぎっちりと敷いてあげないと、蛹室作りに適さない状況を作ってしまいます。

わたしはまさに、最後のマット交換で落ち着かない状況を作ってしまったようです。

わたしは、ワンダリングについてもこの時に初めて知ったのですが、しっかり事前に調べればよかったと、反省です。無事に成虫になりますように。。。

幼虫が土に出てくるようならマットの敷きなおしを

もし幼虫が頻繁に土の上に出てきてしまうようなら、一度土を全部出して、ケース半分くらいを手で押してぎっちりと固めに敷き詰めたあとで残りの土を入れると良いです。

我が家の脱走した幼虫のケースは上から少し押して、その後少しだけ新しく湿らせた土を足してあげたら、ほどなくしてケースの下の方に落ち着いたようでした。

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この時期がカブトムシの幼虫にとって一番大事な時期ですが、もっとしっかり調べれば良かったな・・・と反省です。とにかく無事に成虫になりますように!!

この記事が少しでも参考になりましたら幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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